Jリーグで初となる情報漏えいによる厳罰が下された。ヴィッセル神戸は12日、Jリーグ規約違反などでDF高橋峻希(28)に対し1カ月(9月24日~10月23日)の謹慎処分を発表した。

Jリーグも同日、同選手をけん責処分とした。9月23日浦和レッズ戦をMFイニエスタが欠場するという情報が試合前に流出。高橋が知人に無料通信アプリLINE(ライン)で情報を漏らし、すぐに削除されたとはいえ会員制交流サイト(SNS)上で拡散されていた。

神戸はJリーグ、第三者の外部弁護士をまじえて調査。事実関係が確認されたため処分を決定した。高橋はクラブを通じ「選手、社会人としての自覚の甘さが招いた行為であり、弁解の余地はありません」と謝罪した。神戸の栗原強化部長は「今後はクラブ全体で再発防止に努める」という。神戸在籍5年目の高橋は右サイドバックの主力を担っている。