ガンバ大阪の宮本恒靖監督(41)が19日、大阪・吹田市内で、日本代表DF三浦弦太(23)への期待感を口にした。

20日のホーム横浜戦に向けて、この日は非公開で練習。日本代表が4-3で勝利した国際親善試合ウルグアイ戦(16日)に先発した三浦は、中3日で臨む。

ウルグアイ戦では失点につながるミスもあった三浦に、宮本監督は「自分も代表の試合でミスしたことがある。分析して次は繰り返さないことが大事。ミスから学べることもある」と声を掛けたという。

今季からG大阪でゲーム主将を務める三浦は、森保ジャパンが始動した9月から代表に復帰。初陣のコスタリカ戦では無失点に抑え、今回のウルグアイ戦では、DF吉田と初コンビを組んだ。

ミスはあったものの、1対1の強さには定評があり、その本領も発揮。相手FWカバニを止めるシーンも見られた。

かつて日本代表のセンターバックを務めた宮本監督は「弦太にとって自信にはなったと思う。代表にいって自信を持って帰ってきて、チームでいいパフォーマンスをする。そういう、いいサイクルになれば」と話した。

三浦は昨季、清水からG大阪に加入して移籍2年目。昨季はチームで唯一フル出場。今季もここまでチーム唯一のフル出場を続けている。宮本監督が現役時代に付けた伝統の背番号5を今季から引き継いだ。

指揮官は後継者となり得る存在に「リーダーシップを求めていきたい。特にアウェーで相手が『最後にあいつがいたから止められた』と言われるような存在感を持って欲しい。リーダーシップを取りながら、守備をオーガナイズする力を身につけて欲しい」と注文した。

チームは現在、5連勝中で、降格圏は脱出したものの油断はならない。指揮官は「代表帰り組のいいメンタルに期待したい」。三浦も「Jリーグでは常にいいパフォーマンスをしていかないと。誰が相手でも守れるように、勝たせる守備をしていきたい」と気を引き締めた。