清水エスパルスの日本代表FW北川航也(22)が、自分の結果にこだわる姿勢を示した。明日10日のホーム名古屋グランパス戦に備え、8日は静岡市内で非公開練習に参加。全てのメニューをこなすと、一段と引き締まった表情で決意を口にした。「クラブでも日本代表でも、結果を意識してプレーしたい」。

日本代表入りは、追加招集で呼ばれた10月に続いて2度目。初招集だった前回とは思いの強さが違う。「選ばれることが目標ではないし、結果を残してこそ自分だと思う」。国際親善試合(16日ベネズエラ戦、20日キルギス戦)は、来年1月のアジア杯(UAE)に向けた選考の場。北川は自身が置かれている状況も踏まえて言った。「生き残りを懸けたサバイバルだと思ってやりたいです」。

チームも残り3試合で7位。3位鹿島とは勝ち点8差で、ACL出場権獲得への可能性も残している。今季はチーム最多12得点を挙げ、清水の「顔」になった。「いろんな人に見られている。責任と自覚を持ってプレーしたいです」。引き分け以上でJ1残留が決定する一戦で2戦ぶりのゴールを奪い、代表戦に弾みをつけるつもりだ。【神谷亮磨】