J1柏レイソルは22日、5月11日にJ2京都サンガの監督を退任後、柏の下部組織のコーチなどを務めていた、布部陽功氏(45)がゼネラルマネジャー(GM)に就任すると発表した。

布部氏は08年にアビスパ福岡で引退後、09年に福岡で指導者のキャリアを始め、10~14年まで柏のコーチ、15年にはヘッドコーチを務め、10年のJ2、11年のJ1、13年のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)の優勝を経験。16年にもヘッドコーチを務めたが、17年に京都の監督に就任した。

ところが、監督初挑戦の京都では苦戦した。1年目から12位と低迷すると、2季目の今季も2勝3分け8敗で、J3自動降格圏の最下位と低迷したため退任。「約1年と4カ月でしたが、みなさまのご期待にお応えすることができなく心からおわび申し上げます」とコメントしていた。

その後、6月に柏U-18のコーチに就任すると、11月には強化チームスタッフとなりトップチームの試合をチェックしていた。

柏は6日の鹿島アントラーズ戦に2-3で敗れ、2試合を残して降格圏の17位に低迷し、加藤望監督(49)を解任し岩瀬健コーチ兼アカデミーヘッドオブコーチ(43)が今季の残り公式戦の指揮を執ると発表していた。

24日にアウェーで行われるセレッソ大阪戦に敗れれば、J2で優勝した松本山雅FCと2位の大分トリニータはJ1ライセンスを取得していることから、柏の17位以下と降格が確定する。その大事な試合の2日前に、布部氏のGM就任を発表した。