ヴィッセル神戸は18日、本拠地ノエスタに近い神戸市の和田神社で必勝祈願を行った。

昨季途中加入のMFアンドレス・イニエスタ(34)、新加入のFWダビド・ビジャ(37)は初体験の日本独特の儀式。神妙な表情で初タイトル、ACL出場権を目指す今季の活躍を祈った。

世界も注目のビッグ3で悲願に突き進む。選手を代表してFWポドルスキが「今日みたいなイベントで、チームがひとつになって前に進むフィーリングを感じた」。セレッソ大阪との開幕戦(22日、ヤンマー)に向けても「(阪神)ダービーだし、モチベーションは高い。おもしろい試合になる。準備はできている。いつでも戦える」と自信を示した。

大型補強を行った神戸は、新戦力との融合を進めてきた。中でも評価を高めているのがビジャだ。MF郷家友太は「クロスを上げるにしても、動きだしがはっきりしているからやりやすい。出し手にとって楽なプレーヤー」と証言。唯一の懸念は年齢だが、郷家は「ベテランの感じじゃない。キレキレの動き」と言う。

C大阪から移籍のMF山口蛍も、古巣との激突を「ワクワクしている」と表現した。「個」の強さが際立つスター軍団だけに、スタートが大事。神様に祈り、準備は整った。【実藤健一】