16日の富士ゼロックス・スーパー杯を制した川崎フロンターレが19日、神奈川・川崎市内で22日のリーグ開幕戦、FC東京戦に向け練習を再開した。

富士ゼロックス・スーパー杯の浦和レッズ戦で決勝ゴールを決めたブラジル人FWレアンドロ・ダミアン(29)は同試合で、79分間プレーしチーム最多の26回のスプリント数をマーク。相手DF、GKに果敢にプレスをかけチームに貢献した。

レアンドロ・ダミアンは「相手にできるだけプレスをかけてボールを取り返す。我々のポゼッションが生きてくる。やはり、ボールを奪うのは大事なところだと思っている。そこの貢献は続けていきたい」とハードワークを継続する決意を口にした。

決勝点の場面では、ゴールパフォーマンスに好きな日本の漫画「ドラゴンボール」の合体技「フュージョン」を初披露。ブラジルでは同漫画の「かめはめ波」のパフォーマンスをしたことがあるという。

今後のゴールパフォーマンスには「ドラゴンボールだけでなく、違うものもやりたい。ブラジルでは毎回違うパフォーマンスはしていました。サポーターも喜んでくれるので」と、スタジアムを盛り上げるエンターテインメント性も持ち合わせている。

ちなみに、口上に指を当てる「ひげ」のポーズは、ひげがトレードマークの父親への感謝を込め、毎回やっている。父はインターネットで浦和戦を観戦したそうで「父もすごく喜んでいた。特に、僕がチームメートと喜びを分かちあっているところがうれしかったと言っていました」と話した。【岩田千代巳】