浦和レッズのMF長沢和輝(27)が“教え子”に勝って威厳を保つ。

開幕戦(23日、ユアスタ)で当たるベガルタ仙台には、千葉・八千代高で3学年後輩だったDF永戸勝也(24)がいる。専大3年時の教育実習で母校を訪れた際、社会(政治経済)の授業とサッカー部の“臨時コーチ”として指導したことがある。

当時を振り返り「勉強はたいしたことなかったかな」と笑いつつ「サッカーはピカイチだった」と警戒する存在。懐かしみながらも「とはいえ、相手として戦うので。勝てるように、チームに貢献したい」と意地の勝利だけを見据えた。

開幕戦は右インサイドハーフでの先発が確実。永戸も3バックの左ストッパーとして先発してくる可能性が高まっている。ともにスタメンで対戦することになればリーグ戦では初めて。「仙台はチームとしてボールも持てるし、あなどれない相手」と集中を高めた。

今季初戦となった富士ゼロックス・スーパー杯は川崎フロンターレに0-1で敗れたが「思うような崩しができなかった部分を今週は改善してきた」。仙台戦で、後輩の前で、生かす。