FC東京の長谷川健太監督(53)が、MF久保建英(17)を絶賛した。久保は右MFでスタメン出場。中盤でためをつくれば、ドリブルでも相手守備陣を突破。前半41分にはゴール正面のやや右からポスト直撃のFKを放った。後半32分にベンチに下がるまで、3連覇を目指す川崎フロンターレを相手に存在感を示した。

長谷川監督は「素晴らしいのひと言。前半、風下でボールが落ち着かない、どこかでためをつくらないと自分たちの時間はつくれないと思っていたが、時間とともに建英(久保)のところで時間ができて、相手にとって嫌な攻撃を仕掛けることができた。交代するまで守備の穴もつくらなかった」と最大級の評価。「すべてが成長している。精神的にもマリノスに出て外の世界も知ったと思うし、子供のメンタルだったのがだんだん大人のメンタルに変わりつつある。この年代の選手の1年の成長はすごい。(フローニンゲン)堂安が欧州に行く前のレベルまで来ているなと。順調に経験を積んでいけば、すぐ欧州から声が掛かるのではないか。それぐらいのレベルに来ている」と、同じ左利きの日本代表MFを引き合いに出した。