6年ぶりにJ1復帰した大分トリニータは2月28日、大分市内で調整し、ホーム開幕戦となる3月2日の松本山雅FC戦に備えた。2月23日のJ1開幕戦（アウェー）で昨季ACL王者の鹿島アントラーズを自慢の攻撃力で撃破。この日の練習は一部非公開で行われたが、自信からか選手に笑顔が見られた。就任4年目の片野坂知宏監督（47）は「いいスタートが切れて、選手は手応えを感じている部分があると思う」と話した。

第2節で戦う同じ昇格組の松本は、昨季2戦2勝し計5点を奪った相手だ。だが指揮官は「J1舞台では違う形になる。鹿島に勝ったからといって、簡単なゲームにはならない」と警戒。それでもホーム初戦だけに「ファンは楽しみにして来られる。J1でも躍動するサッカーができるよう、思いきり戦いたい」と気合十分だった。