北海道コンサドーレ札幌は今季初勝利を挙げた浦和戦から一夜明けた3日、熊本市内へ移動し先発組はランニングなどでリカバリーを行った。

新加入のブラジル人コンビ、FWアンデルソン・ロペス(25)とMFルーカス・フェルナンデス(24)が、同戦での手応えをお互いに確かめ合った。初めてそろってスタメンに名を連ね、右サイドで攻撃に勢いを与えた。ロペスが「2人で試合をやるのは初めてだったけど、右サイドから崩し、連係も良かった」と話すと、ルーカスも「自分たちがやるべきことができた」と、うなずき合った。

試合中、ルーカスは右膝を痛めてピッチに倒れる場面もあったが、「相手とぶつかった時に打撲して痛みが強かったけど、問題ない」とOKサイン。ロペスは“弟分”のJ初先発を喜び、「良い先輩がサポートしてるからね」と、自身を指して笑った。

先発組は4日はオフの予定で、5日からホーム開幕戦となる次節清水戦(9日、札幌ドーム)へ向けて練習を再開する。2人の目標は先発で本拠地デビューし、サポーターの前で勝利を挙げること。ロペスは「浦和戦のようないい試合をすれば、相手が勝つのは難しいだろう」と自信を見せ、ルーカスは「集中力と一体感を持ってやっていきたい」と見据えた。【保坂果那】