J2アルビレックス新潟は14日、クラブハウス隣接ピッチでアウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)に備えて非公開練習した。片渕浩一郎監督(43)は「戦術の確認をした」とベールに包んだ練習内容を明かした。予定していたセットプレーの確認は、強風のため回避。「声が通らない。ボールが流れる。集中を欠くため、ケガにつながる」と片渕監督は、出発直前の15日の練習を一部非公開にする意向。集中した環境でセットプレーを確認して本番を迎える。

横浜FCの警戒するポイントは個の強さだ。攻撃の中心は190センチのFWイバ(33)とMFレアンドロドミンゲス(35)で、決定的な場面では個人能力の高さで勝負してくる。片渕監督は「両サイドがハードワークする。ターゲットがいるから両サイドのクロスが多い。セットプレーも注意を払わなくてはいけない」と話した。

サイドを起点に、中央への攻撃を仕掛けていくのが新潟のゲームブラン。「相手を押し込むことはやりたい。ボールを失った瞬間には重圧をかけたい」と片渕監督は攻撃陣にも守備を要求する。「小さいころから『(サッカーは)力の差があってもは3回のビッグチャンス、3回のビッグピンチがくる』と言われてきた。その通りだと思う」(片渕監督)。新潟は、ビッグチャンスを生かして勝ち点3をもぎ取る構えだった。