J2アルビレックス新潟は27日、聖籠町のクラブハウス隣接のピッチで次節アウェー徳島ヴォルティス戦(30日=鳴門大塚)に向けて11対11のミニゲームなどを調整した。

今季、左サイドハーフの先発に定着したMF高木善朗(26)は“定位置”でプレーした。徳島戦からは4月3日町田戦、7日岡山戦と9日間で3試合が組まれる。「短いスパンの連戦は大事。連勝すれば勢いが出る」。臨戦モードの厳しい顔つきで話した。

サイドで攻撃の起点を作るのが今季新潟のコンセプトの1つ。左サイドの攻撃は高木が担う。「どの選手に、どういう形で決めて欲しいのか。明確なパス、クロスを上げれば得点は入る」。今季は開幕から連続先発し、第2節千葉戦では1得点も挙げた。「チャンスがあれば積極的に狙う。こぼれ球への反応も大事になる」と力を込めた。

片渕浩一郎監督(43)は「守備で欠かせない選手。スプリントするパワーは相手の重圧になる」と高木の守備面も評価する。徳島戦から激しい消耗戦になるが「走れなくなったらベンチには任せられる選手がいる」と高木。スタミナが底をつくまで走ることを誓った。【涌井幹雄】