「浦和レッズサッカー塾」が立ち上がり、2日から1期生の募集が始まる。

核となる指導内容は

<1>置く(トラップ)届ける(キック)運ぶ(ドリブル)などスキルの基礎習得

<2>MSCSメソッド(11年にトップチームで導入されたトレーニング法)を用いた、自分の体を思う通りに動かす基礎運動能力(立つ、走る、跳ぶ、曲がる等)の向上

<3>フィールドテスト(スプリント、アジリティーなど)の実施により、発育・発達に伴う縦断的な記録

<4>子供たちの夢や目標にチャレンジする姿勢をサポート

「トップチームで活躍できる選手および世界に通用する選手を輩出する」「サッカー(スポーツ)を通じて豊かな人づくり、人間形成にあたる」も合言葉に、プロ育成を念頭に置きつつ個々の人格にまで目を配る指導を掲げた。

活動は月、火、水、金の年36回。初年度となる19年度は体験会から始めるため6月から来年3月の計30回を予定している。クラスはU8(小学1、2年)U10(3、4年)U12(5、6年)で、初年度の定員は各20人前後になる見通し。応募者多数の場合は抽選になる。このサッカー塾は「チーム」ではないため、少年団やクラブに所属している児童も受講できる。

責任者の「塾長」には、元レジェンドDFで強化部スタッフの堀之内聖氏(39)が就任。市立浦和高時代の恩師でもある福島智紀ヘッドコーチ、加賀雅士アシスタントコーチとともに、未来の浦和レッズ、Jリーグを担う人材を発掘する。

堀之内塾長は「選手育成とタレント発掘を目指しながら『人を育てる』ことにフォーカスした新事業。2年以上前から構想を温めてきました。すべてを注ぎ込みたい」と力説。自身は旧浦和市(現さいたま市緑区)出身だけに「浦和のサッカー熱は身をもって分かっている。既存のレッズジュニアに選手を送り込むだけでなく、パーソナリティーを重視したい。心技体プラス頭。考える力を持った子を育てたいと思っているので、まずは体験から。ぜひ来てください」と呼びかけた。

年会費、月謝などの詳細は、2日以降に浦和レッズ公式サイトで案内される。または塾の事務局(soccerjuku@urawa-reds.co.jp)まで。