セレッソ大阪は大幅なメンバー変更も実らず、3試合連続の無得点で大分トリニータと引き分けた。

C大阪は不動の左サイドバック丸橋祐介(28)を今季初のベンチ外。FW柿谷曜一朗(29)、MFソウザ(31)がベンチスタートと、これまでほぼ固定のレギュラー陣から大きく動かした。

立ち上がりは前線でFW高木俊幸(27)のスピードを生かし、チャンスを作った。シュート数は大分の6本に対し、倍近い11本を放った。しかし、決定力不足の課題は快勝できず、ノーゴールで4試合連続の勝ちなし、暫定13位と迷走が続く。

ロティーナ監督(61)は「一番よかったのは最初の15分。ボールを支配して相手陣内でプレーした。しかし、その後は守備の時間が長くなった。チャンスを増やす、流れの中でチャンスを作る解決策を見いだしていきたい」。

主将のMF清武弘嗣(29)にとっては古巣との一戦で、試合後は大分サポーターにもあいさつに向かった。無得点が続く状況に「前の選手として責任を感じている。(点を)とれるようにしないといけない」と危機感をあらわにした。