川崎フロンターレがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で7日、ホームで上海上港(中国)を迎え撃つ。

勝てば2年ぶりの1次リーグ突破に大きく前進し、負ければ敗退が決まる一戦。得点が最低条件となる状況で、公式戦3戦4発中のFW小林悠(31)が「自分でも乗ってきている感じがする。この勢いを継続させたい。チームを勝たせられれば」とエースの自覚を示した。

今季序盤は2列目の右に入っていたが、4月中旬から2トップや1トップを担い、得点の仕事により集中できるようになった。4月23日のホームでの蔚山(韓国)戦で今季初得点を決めてから、公式戦3戦4発と絶好調。大一番を前に「やはり、自分の良さはゴールだと思うし。それが結局、チームのためにつながる」と貪欲な得点への思いを口にした。2点差以上で勝てば、5月21日のアウェー・シドニーFC戦で引き分け以上でも1次リーグ突破の可能性が高まる。「複数得点を取って、分かりやすく勝てれば」。エースの一撃でチームを勝利に導く。