J2アルビレックス新潟は31日アウェーFC町田ゼルビア戦前日の30日、聖籠町クラブハウス隣接ピッチで非公開で練習し、敵地に乗り込んだ。

8月4日のホーム徳島ヴォルティス戦までの9日間で3試合行う強行日程の第2戦。27日の前節ホームFC琉球戦は4-0で完封勝利。先発でただ1人の10代、DF岡本将成(19)が2試合連続無失点ゲームを狙う。「自分の持ち味のヘディングで勝利に貢献したい」。

対戦する町田は前線を目がけ、ロングボールを放り込んでくる。相手前線の選手と対峙(たいじ)する岡本は184センチの長身を利してハイボールをはじき返す。吉永一明監督(51)も「徹底してやってくるチーム」と警戒するだけに一瞬も息を抜けない。

6月29日のアウェー鹿児島ユナイテッドFC戦から5試合連続で先発を張る、若いセンターバック。下部組織の新潟U-18出身で、開志学園高3年の昨季は2種登録されてルヴァン杯横浜戦で公式戦デビューを果たした。前節は先発し初の無失点勝ちで、先発したここ5試合は3勝1分け1敗と勝率はいい。「ポジションを任されている限りは年齢は関係ない。やるだけ」。岡本がピッチで若さを爆発させる。【涌井幹雄】