神奈川ダービーは川崎フロンターレのゴールショーとなった。曹貴裁監督による選手らへのパワハラ疑惑で揺れる湘南ベルマーレは、前節(9月29日対清水、●0-6)に続いてホームで大敗。

前半15分、川崎FはCKの流れからMF家長が右クロス。DF谷口が頭で合わせたが相手DFに当たってコースが変わり、オウンゴールで先制した。続く21分には、DF登里がマイナスに入れた左クロスをMF中村が左足で流し込んで追加点を奪った。

直後の26分、今度はMF守田のパスカットからMF中村が右足アウトサイドでノールックパスを供給し、これを受けたMF阿部がゴール上に突き刺して3点目。35分にはカウンターから、MF家長のスルーパスを引き出したFW小林が右足で4点目を流し込んだ。

大量リードで前半を折り返した川崎Fは、なおも攻撃の手を緩めなかった。後半36分、途中出場のMF脇坂が強烈なミドルシュートを放った。これをGKが弾いたものがポストに当たってゴール前にこぼれたところに、こちらも途中出場のMF長谷川が詰めて追加点を奪った。5-0と大勝した川崎Fは勝ち点を47に伸ばして4位に浮上。一方の湘南は16位鳥栖と勝ち点31の得失点差マイナス18で並んだが、総得点の差でなんとか15位をキープしている。