浦和レッズは、10月の台風19号の影響で水没被害に遭った練習施設「レッズランド」(さいたま市桜区)の復旧に向け、5日のホーム川崎フロンターレ戦(午後6時30分、埼玉スタジアム)で義援金を募ると発表した。

「浦和レッズ後援会からのお知らせ」として、令和元年の台風19号によるレッズランド災害復旧作業の開始および義援金の募集を告知。約3週間かけて災害復旧作業に向けた手配や準備を行い、11月2日から段階的に復旧作業を開始したことを報告した。関係各所との調整も済んだことで、原状回復に向けて川崎F戦で義援金を募集。埼玉スタジアムの各インフォメーションブース7カ所に募金箱を設置する。

レッズランドは、台風19号が関東を直撃した10月13日未明に水没。荒川の堤防を越えた水が河川敷にある敷地(東京ドーム約3個分)に水深5、6メートル(推定)になるまで流れ込んだ。男子のユースやなでしこリーグ浦和レディースの練習拠点だったが、被害が大きくライフライン(変電設備、電気設備、水)の喪失によって早期復旧は困難と判断され、当面の対応として年内(12月末日まで)の一般営業(施設貸出、各スクールやテニス大会などの自主事業)の休止が決まっている。

今後のレッズランドの復旧状況等は、浦和レッズ公式サイトおよびレッズランド公式サイトで随時報告される。