今オフの他クラブへの流出の可能性が明らかになったガンバ大阪MF小野瀬康介(26)が9日、大阪・吹田市内で行われたクラブの解団式に出席した。東京、横浜などのオファーを認めた上で、さらに複数のクラブからも移籍の打診を受けていることを明かした。

「返答期限や条件はまだ知らされていないが、誠意を持って決めたい。ズルズルするのが一番だめだと思うし、僕がいなくなって(補強選手を)取れないとなると(G大阪にも)迷惑がかかることになる」

今季は30試合7得点の数字を残した。終盤戦で3-5-2システムの右ウイングとして機能し、抜群の運動量と前への推進力で得点パターンを確立させた。3連勝で今季を占めた立役者でもあり、最もブレークした選手になった。他クラブからすれば、26歳の年齢も魅力で、推定年俸1000万円という金銭面でも引き抜きやすい条件がそろっている。

G大阪を去ればリスクも当然あるが、決断の基準について「これまでも何かあった時は自分で決めてきた。悩むとは思うが(場合によっては)新しいチャレンジも必要」と説明。G大阪を含めて、あくまで自分にとってどの環境がプラスになるかを考えていく。