J1ベガルタ仙台は11日、仙台国際センターで新加入7選手の入団会見と新ユニホームの発表を行い、サポーター約950人が集結した。

今季から指揮を執る木山隆之監督(47)は「常に攻撃的なメンタリティーを持って、最後の瞬間まで戦い続け、たくさん勝利を分かち合えるチームをつくっていきたい」とあいさつ。選手は注目してほしいプレーや加入のきっかけなどを語った。

点取り屋として期待されるFW赤崎秀平(28=川崎フロンターレ)は、ムードメーカーの適性も見せた。仙台と言えばこの応援歌と「ベガルタ仙台 ゴー 行くぞ仙台 俺たちと共に レディゴー」と歌い始め、サポーターと大合唱。さらに期限付き移籍していた名古屋で昨季、仙台のルヴァン杯8強を阻むゴールを決めたことに触れ、「昨年は僕が点を取らなければ、仙台が勝ち上がれた。今年は任せてください」と会場を沸かせた。

注目してほしいプレーについてDF浜崎拓磨(26=水戸ホーリーホック)は「泥くさく、がむしゃらなプレーと右足のキックを見てほしい」。DF吉野恭平(25=広島)は「戦う姿勢、ロングフィードを見てもらいたい」。GK小畑裕馬(18=仙台ユース)は「足元に自信がある。鋭いキック、フィードを見てほしい」と力を込めた。

MFイサック・クエンカ(28=サガン鳥栖)は「ドリブルやチームとの連係を見てほしい。スタジアムに来て、喜んで帰ってもらえるサッカーをしたい」。FWアレクサンドレ・ゲデス(25=ポルトガル・ヴィトーリアSC)は「ハードワークして、ゴールをたくさん取りたい」。DFパラ(24=ブラジル・ボタフォゴSP)は「攻撃的だけど守備もしっかりやれる。CK、FKを蹴るのも好き」。新入団7選手が上位進出の原動力になる。【山田愛斗】