静岡学園が95年度以来、24大会ぶり2度目の優勝を飾った。サッカー王国・静岡勢の優勝も、その時以来。カズ(三浦知良)、川崎フロンターレの大島僚太らを輩出した静岡の強豪が、2度目の頂点に立った。前回は鹿児島実との両校優勝だったため、初の単独Vとなった。

昨年12月の高校年代最強チームを決める、高円宮杯U-18プレミアリーグ、東西王者によるファイナルを制し、大会2連覇を狙っていた青森山田相手に、たくましく戦い抜いた。

0-2から前半終了間際の得点と、後半の17分の得点で2-2とし、試合を振り出しに戻して競り勝った。

決勝まで5試合連続無失点と堅守で勝ち上がってきたが、決勝では立て続けに失点。意気消沈してもおかしくない状況から、たくましく戦い抜いての頂点。令和初の王者は、サッカー王国を自認する静岡勢の代表チームだった。

◆静岡学園高等学校 1966年(昭41)に静岡市聖一色で創設。普通科と商業科(93年に募集停止)を持ち、71年に理数科を加えた。78年に中学校開校。2011年に静岡市葵区東鷹匠町に移転し、2学科を教養科学科に統一。進学情報サイトによると、生徒数は男子708人、女子331人。サッカー部は67年創設。主なOBは三浦知良(横浜FC)南雄太(同)大島僚太(川崎F)。鈴木啓之校長。静岡産大はグループ校。