【チェンマイ(タイ)25日=西塚祐司】北海道コンサドーレ札幌は今季3戦目となる練習試合をチェンマイ選抜と行った。

FWアンデルソン・ロペス(26)が3戦連続で先発出場した。ドリブルから持ち込み、ゴール正面で強烈なシュートを放つなど持ち味を発揮し、昨季のリーグ戦でチーム得点2位の存在感を示した。

心身ともに手応えをつかんでキャンプを臨んでいる。札幌に移籍1年目の昨年は初体験のことが多く「精神的に疲れているところがあった」。2年目の今季は余裕を持っており、ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)の要求にも「求められていることがわかっている。精神的に楽だよ」と充実している。

オフにはパーソナルトレーナーをつけて、持久系や体幹を鍛える練習を行ってきた。体重は増えることなくキャンプイン。厳しい2部練習はケガなどで抜ける選手が多いが、ここまでフル参加している。「しっかり準備してきたので状態は良いよ」と笑顔。これまで2戦連続ノーゴールも「練習試合では得点を取ることも目標だが、大事なのはリーグ戦。積み重ねていきたいね」と焦らずにシーズン開幕に向かう。