横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)が、16日のルヴァン杯のサンフレッチェ広島戦、23日のヴィッセル神戸とのリーグ開幕戦に向け視界良好だ。

35分出場したJ2栃木SCとの練習試合(35分×4本)から一夜明けた5日、宮崎合宿で全メニューを消化。実戦形式の練習ではMFレアンドロ・ドミンゲスのクロスを頭で合わせシュート。GK南の好セーブでネットは揺らせず「入れたかったね」と悔しがった。

1月中旬に左臀部(でんぶ)を痛め別メニュー調整が続いていたが、今月2日の完全合流以降は上り調子で、下平監督も「かなりコンディションが良くなっている」と目を細める。カズは「油断できない。でも、やり過ぎちゃうんだよね」と、慎重に自身の体と向き合う覚悟を口にし「メンバーがこれだけいますし、競争も激しい。リーグ戦、カップ戦、みんなにチャンスがある。僕もその1人」とキッパリ。カズは、開幕前のリーグ恒例行事である「Jリーグキックオフカンファレンス」(14日)に下平監督と出席予定。神戸はMFイニエスタの出席を予定しており、開幕前に豪華な2ショットが実現する。開幕戦のメンバー入りへに向け準備は整いつつある。