横浜F・マリノスは3度追いつく粘りは示したが、最終ラインからのパス回しで起きたミスから2点を失った。ポステコグルー監督は「一番の原因は前半にナーバスになっていたこと」と振り返った。昨季終盤にリーグ戦11戦無敗を誇った布陣に戻した後半は、流れを取り戻す時間帯もあったが、終盤に訪れた再三のチャンスを決めきれなかった。昨季のJリーグMVP&得点王のFW仲川も不発。「自分が決めればよかった。それだけです」。中3日で迎える12日のACL1次リーグ初戦の全北戦(アウェー)へ気持ちを切り替えていた。

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試合のハーフタイムには、13年から開催されているJリーグマスコット総選挙の1~3位の発表も行われ、横浜のマスコット、マリノスケ(永遠の小学5年生)が初の1位に輝いた。これまでの最高は16年の8位だったが、一昨年から2連覇中だった名古屋のグランパスくんに競り勝った。うれしい初戴冠にスタンドの横浜サポーターは「マリノスケ」コールで祝福。各クラブのマスコットが集合する写真撮影でのセンターポジションもゲットした。

マリノスケは公式サイトを通じ「マリノスファミリー一丸となって、きょねんいじょうにサイコーなシーズンにしましょぉぉぉぉぉ!!“すべてはマリノスのために”」などとコメントした。

○…日本高校サッカー選抜と横浜ユースが対戦した前座試合の「ネクストジェネレーションマッチ」は、横浜ユースがMF中村の2得点の活躍などで3-2で勝った。中村は「トップに上がってまたもう1回ここに戻ってきたい」と目を輝かせた。ただ、トップチームが最後にPKを外しまくり、Jリーグマスコット総選挙で1位になったマリノスケも含めた“1日3冠”は逃した。