J1川崎フロンターレの鬼木達監督(45)が、中断期間中にチーム力を上げる決意をあらためて示した。Jリーグが18日の公式戦再開を再延期する方針を表明した翌日の10日、チームは川崎市内の練習場でトレーニングを実施した。

今後は12日の実行委員会で再延期が承認され、4月3日の再開を目指すことになる。鬼木監督は「仕方がないことかなと思います。今の世界情勢を考えれば、協力できることはすべきだと思います」と冷静に受け止めた。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、現在は練習の見学も中止している。サポーターに向けては「自分たちにできることは、収束した時に待っていただいているサポーターに、よりいいものを見せるのが仕事でありやりがい。ずっとサッカーの魅力を伝えたいと言っていますが、こういう時だからこそ、見てもらった人に『良かった』と言ってもらえるような形を作り上げていくことが、自分たちにできること。みんなが1つになってやっていけるように取り組んでいきたい」と語った。