Jリーグは23日、27日のJ2再開とJ3開幕、7月4日のJ1再開前最後の理事会を行い、今季の順位決定方式などについて決めた。勝ち点が並んだ場合の順位決定には、得失点差が最優先されるが、得失点差も並んだ場合は、総得点数ではなく、今季は当該クラブ間の対戦成績が優先される。オンラインで会見した村井チェアマンは「全チーム同じ試合数では終えられない可能性がある。試合数に総得点が比例することへの配慮」と説明した。

またビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入見送りや、各種賞金の50%減額も正式決定。J1の優勝賞金は1億5000万円になった。減額分はクラブへの補填(ほてん)に充てられる。PCR検査陰性などの条件をクリアした登録選手が、GKを含めて14人以上いれば試合を開催する。村井チェアマンは「何とか再開、開幕に向けて間に合ったと安堵(あんど)している」と話した。