北海道コンサドーレ札幌が、カシマスタジアムで9戦目にして初めて勝った。

ペトロビッチ監督は「選手たちは非常に強い気持ちを持って勝利を目指して戦ってくれた。厳しい戦いだったが、勝利に値するゲームが出来た」と喜んだ。ホーム戦を含めても、01年5月12日以来19年ぶりの鹿島戦勝利だった。

前半7分、自陣から送られた前線へのロングパスにFW鈴木が反応した。スピードでDFを置き去りにし、飛び出してきたGKよりも先に右足で浮かせて先制点。開幕から3試合連続ゴールは、J1ではクラブ史上初めて。

だが、その大黒柱を前半25分で失った。ドリブルで右サイドを駆け上がっている際、左足太もも裏を痛めた。指揮官は「肉離れだと思う。検査しないとまだわからないが…。間違いなく次の試合は厳しい」。リーグ再開後2連勝を飾ったが、今後に不安を残した。