横浜FCのMF松尾佑介(23)が、恩師の前で「J1初ゴール」と「23歳初弾」を狙う。

浦和ユースから仙台大を経て今季、横浜FCに加入した松尾は24日、26日のホームでの浦和レッズ戦に向けオンライン取材に応じた。敵将はユース時代の恩師の大槻監督。松尾は「厳しい言葉をもらったりした。お前がユースに入ってから1週間見てるけど、お前の良さがまじで何1つ分からない、って。実際、当時は自分でも特長がはっきりしていない選手で。その反骨心で成長できたというのもある。ユースの3年ではいい言葉ももらって、いろいろな経験をさせていただいた」と、成長を後押ししてくれた恩師への感謝を口にした。

昨季、仙台大4年で特別指定選手としてチームのJ1昇格に貢献し、現在は、得意のドリブル突破でJ1のタイトルチーム相手に存在感を発揮している。左ウイングバックが主戦場で、浦和戦ではユース時代の後輩・浦和DF橋岡と対峙(たいじ)する。松尾は「毎試合、相手の右サイドとやり合う気持ちでいる。やるか、やられるかの覚悟でやっている。そういう意味では何も変わらない」と負けん気をあらわにする。

23日には23歳の誕生日を迎えた。「僕自身、ゴールは毎試合決めたいと思ってる。J1初ゴールを決めていないので。僕のゴールを待ってくれている人、自分のこれからのためにも、J1初ゴールととバースデーゴールを祝えたらいいな」と、恩師の前での祝弾を誓っていた。