ヴィッセル神戸の加入1年目、ブラジル人FWドウグラス(32)が、節目のゴールを狙う。

8日ベガルタ仙台戦(ノエスタ)で、J1通算100試合目の出場となる。現在は49得点で、仮に1ゴールを決めれば「100試合50得点」となる。開幕から8試合3得点で、仙台戦で2試合連発がかかる。

7日、神戸市内で練習を終えたドウグラスはオンラインで取材に応じ、意気込みを示した。

「(ゴール数は)今までどこでプレーするにしても、向上心を大事にやってきた。不調や無得点でも、チームのために精いっぱいやってきた成果だと思う。次も神戸が勝つことが大事なので、2連勝を飾りたい」

来日通算8年だが、J1クラブは昨季まで在籍した清水エスパルスや、サンフレッチェ広島などで計約5シーズンを過ごす。

「長くやってきたのは日本のサッカー、スタイル、リズムが好きなのが一番。連係の中で自分のスタイルを出すタイプなので、それが日本で成長できた大きな理由。日本はどの街の人も親切で神戸も同じ。ケアしながらできる限り、日本でプレーしたい」

ドウグラスの通算49得点は、歴代ランキングでは91位になる。外国人最多は神戸にも在籍したマルキーニョスの152得点(333試合)で全体の5位。ドウグラスも今後次第では抜けない数字ではない。

「けがをすると(過密日程のため)数試合は出られないので、チーム全体で気をつけないといけない。最善を尽くして最後にサポーターと喜び合いたい。仙台戦へは、我々は積極的に臨まないといけないし、結果を残さないといけない」

前節2日の北海道コンサドーレ札幌戦で、FW古橋が左脚を痛めたもようで途中交代した。ここまで4得点の日本人エースが当面は欠場が見込まれ、代役はFW小川になる。ドウグラスは仲間のためにも、周囲との連係を生かしてゴールを狙う。【横田和幸】