浦和レッズMF柴戸海(24)が観客増の大きな後押しを胸に、20日の首位川崎フロンターレとのホーム戦に臨む姿勢を示した。

17日にさいたま市の大原サッカー場でのチーム練習に参加。川崎F戦から本拠地の埼玉スタジアムの観客収容人数が5000人から7000人に増えることを受け「規制緩和されることは僕たちに大きなプラス。自分たちが来てくれた方々に勇気や、ここまでやってきたことをみせ、サポーターの方々に背中を押してもらうことで、チームを作り上げている」と歓迎した。

首位に勝つことが上位に食い込む大きなポイントになるのは間違いないが、川崎FはJ1屈指の得点力を誇る。封じることは簡単ではないが、ボランチとして攻守ともに働く柴戸は「今まで自分のやってきたことがどれだけJ1首位に通用するか楽しみ。針の穴も通さないような強固な守備で自由にさせないようにしたい」と意気込みを示した。

前節コンサドーレ札幌戦では、途中出場ながら今季初ゴールで決勝点を挙げた。勢いづく柴戸は「(今季の目標)アジア・チャンピオンズリーグ(出場権)圏内は勝つことで現実的になる。1位クラブに劣っていると思っていない。この1試合は大事」。中2、3日で続く5連戦の1試合目に向け、集中力を研ぎ澄ませていた。【藤中栄二】