浦和レッズは選手間ミーティングの開催で上位進出への刺激を入れた。18日のベガルタ仙台戦に向け、15日にはさいたま市内で調整。練習後、オンラインで報道陣に対応したDF槙野智章(33)は10月10日のサガン鳥栖戦後に、GK西川周作主将(34)の音頭で選手のみの緊急ミーティングが行われたことを明かした。約1時間弱の話し合いではベテラン、中堅、若手と年代の壁を超越して本音をぶつけ合ったとし、槙野は「年齢的にも良いバランスで、良いコミニュケーションが取れた」と手応えを口にした。

槙野自らは日本代表として18年ロシアW杯でサブとなった当時を振り返りながら「試合に出る選手ではなく、控えのサポートの力でチームは左右される」と意見を出したという。今季開幕から6試合連続でスタメン落ちしていた槙野の言葉は説得力十分だったようで「今季序盤、僕が控えやメンバー外だったので、言動をみて響いてくれたと思っています」と強調。1-1で引き分けた14日の柏レイソルとのアウェー戦でも給水時間やハーフタイムに控え選手からチームを鼓舞する声が出ていたという。

現在、チームは10勝4分け9敗の勝ち点34で9位。特にホームでは3勝3分け6敗と負け越している。次節の仙台戦からは観客人数上限が1万8000人から2万4000人まで増加。ホームでは4戦連続完封負けを喫しており、槙野は「ホームで勝率が悪いのは分かっている。仙台戦はサポーターの信頼を取り戻すためのきっかけにしたい。たくさんの方に見にきていただける内容と結果を出し、ホームで勝ち点3を取っていきたい」と強い決意を口にした。