清水ジュニアユース(JY)が頂点に立った。今季Jリーグでは実現しない「静岡ダービー」となった決勝で、磐田U-15に4-1で快勝。8-1で大勝した東海リーグ第4節(9月)の雪辱を狙った宿敵を再び退けた。

0-0の前半4分。FW竹沢正悟(15)が、右足で先制点を奪った。序盤で主導権を握ると、同20分にMF仲野丈翔(たける、15)がCKの混戦から2点目。その後もFW渡辺大和(14)が2得点を挙げるなど、攻撃の手を緩めなかった。MVPに輝いた渡辺は「みんな気持ちが入っていた。序盤に点を取れたことが大きかった」と笑顔。閉会式では、チーム全員で優勝トロフィーを掲げた。

今後は、冬に開催予定の高円宮杯全日本U-15選手権を目指して、残り2節となった東海リーグに臨む。渡辺は「今日も、まだ点を取れる場面があった。もっと決定力を上げていきたい」と、さらなる成長を誓った。【前田和哉】