J2ジュビロ磐田が集中力を高めて首位をたたく。来月1日のホーム福岡戦に備え、30日は磐田市内で調整した。

当初、報道陣には全ての練習メニューを公開する予定だったが、鈴木政一監督(65)は戦術練習を急きょ非公開で実施。就任後初めて「鉄のカーテン」を敷いた。5戦負けなしで迎える一戦に向け、指揮官は「少しでも集中力を継続させたかった」と説明。選手編成などの情報漏えいも警戒しての措置だった。

今季最大のヤマ場となる。チームは現在8位で、J1自動昇格圏の2位徳島との勝ち点差は「15」。福岡戦後は中2日で徳島とアウェーで対戦する。今後の行方を左右する上位2チームとの連戦。勝てば、J1自動昇格へ望みはつながる。MF山田大記(31)も「残り13試合の中で大きな意味合いを持つ大切な2試合」と位置付けた。まずはホームで首位を退け、弾みをつける。【神谷亮磨】