リーグ7位のモンテディオ山形が首位徳島ヴォルティスに0-1で惜敗し、連勝は2でストップした。それでも、ホームのサポーターの前で、攻めの姿勢を貫いてみせた。シュート本数は徳島の6本に対し、山形は大量14本を放ったが、ゴールには至らなかった。

前半10分、FW南のパスを、MF前川がペナルティーエリア外の中央で受けてシュートを打つも、相手DFに阻まれCKに。そのままショートコーナーで展開し、FW南がミドルシュートを放つも、相手GKの好セーブで得点はならなかった。その18分後、徳島に先制される。前半終了5分前には、ゴール前の混戦から抜け出した山形MF中村駿が決定機を外し、前半を終えた。

後半は10月の月間MVPを獲得したFWアラウージョのシュートやDF熊本のヘディングなどでゴールを狙ったが、徳島の堅守に阻まれた。試合後、FW南は「後半は自分たちがやりたいボール保持ができていたので…点を取れずに負けたのは悔しい」と、無念さをにじませた。

徳島に16年から3年間在籍したMF前川は「自分たちの良い時間はあったけど、相手のやりたいことをやられてしまった。ワンチャンスを決められ、難しいゲームになった」と悔しい表情で振り返った。次節(21日)は2位のアビスパ福岡とアウェーで対戦する。福岡には昨季所属し、古巣と連戦となるMF前川は「ゴール前の精度は自分たち次第。もう1回切り替えてやりたい」。今季は残り8戦。今度こそ、上位から勝ち点3を奪取する。【相沢孔志】