川崎フロンターレは25日のホームG大阪戦で、自力最速Vへのラストチャンスに挑む。

現在のJ1最速記録は、10年に名古屋が記録した「残り3試合」。引き分け以上ならば、それを上回る4試合を残しての優勝が決まる。敗れた場合も、川崎Fの試合がない29日にG大阪の結果を受けて優勝となる可能性もあるが、サポーターの前で決めたいところだ。

等々力でのG大阪戦には因縁がある。5チームに優勝の可能性が残った05年のJ1最終節で、6位の川崎Fは2位G大阪を等々力に迎え撃った。現役だった宮本監督にゴールを決められるなどして2-4と大敗し、目の前で優勝を決められた。鬼木監督は「ショックだった記憶はあるが、そこまで気にしていない。ガンバとは点の取り合いになる印象。拮抗(きっこう)したゲームになると思っている」。15年前の雪辱を果たして、目の前で歓喜の瞬間を迎えてみせる。

◆川崎F優勝の条件 25日のG大阪戦に引き分け以上で優勝が決定。敗れた場合は、29日のG大阪-鳥栖でG大阪が引き分け以下なら優勝が決まる。ここでもG大阪が勝利すると12月5日の清水戦に持ち越しとなり、川崎Fはこの試合に勝利すれば優勝が決定。引き分け以下の場合は、翌6日の湘南-G大阪でG大阪が引き分け以下であれば優勝となる。