ブラジル1部の古豪ボタフォゴMF本田圭佑(34)が立ち上げた東京都社会人4部リーグ所属のクラブチーム、One Tokyo改めEdo All Unitedが、来季の東京都社会人3部昇格を決めた。

昇格がかかる大事なノックアウトステージの一戦を2-0で制した。

強風に加え、何と公式戦4試合目で初めて、人工芝を含む芝生ではなく、土のグラウンドで試合が組まれた。

土ぼこりが舞い、互いにパスも思うようにつなげず、肉弾戦のような形になったが、武井壮監督と乙武洋匡ゼネラルマネジャーが初めてそろい踏みし、ベンチに入った大一番を、ものにした。

商標権の問題もあり、クラブ名は創設から約9カ月で変更を余儀なくされた。

「東京」から「江戸」へとタイムスリップしてしまった感はあるが、ピッチ上では進化を証明した。

これが、10月のチーム名変更後、江戸としての、初の公式戦だった。

今季は新型コロナウイルス感染拡大で、リーグ日程などが当初のものから変更され、「特別対応」で実施されてきた。

4部の各ブロックを、A組とB組に分けてそれぞれ、総当たりのリーグ戦を実施。ブロック優勝チームには従来通り、3部昇格の権利が与えられるため、この試合が昇格決定戦となった。

江戸は、4部の6ブロックA組1位で、同B組1位のエンカンタールFCとの大一番に臨んだ。

今季戦った中では、最も強敵だったが、風下の前半の数少ないチャンスを生かして奪った1点を、しっかり守ると、終了間際にもう1点加え競り勝った。

◆今季ここまでの戦い

▽7月11日 リーグ開幕戦で、酉松会(ゆうしょうかい)ア式蹴球部に7-0で大勝

▽8月22日 第2節、東大LBセカンドを5-0で下す

▽9月26日 第3節、ONsenZEに14-0で大勝