15年ぶりにセレッソ大阪に復帰した元日本代表FW大久保嘉人(38)が、開幕2戦連続ゴールを決めた。左足首痛を抱えながら強行先発。15年に3年連続得点王に立った古巣を相手に前半5分、ペナルティーエリア手前右で、右足を振り抜きゴール左隅にミドル弾を決めた。

それだけで終わらない。直後に同点とされ、迎えた前半22分。今度はゴール前の混戦で左足を伸ばし、この日2点目を押し込んだ。

開幕柏レイソル戦で1ゴール、この日も2ゴール。自身のJ1最多得点記録を188に更新した。

昨季はJ2東京ヴェルディで無得点。一時は引退説もささやかれた元代表FWが、全盛期によみがえったかのような仕事ぶり。

川崎フロンターレ時代の15年9月19日名古屋グランパス戦以来のハットトリックは逃したが、後半40分までプレー。試合後は川崎Fのファンへ、あいさつに向かった。

大久保の奮闘むなしく、C大阪は昨季王者に逆転負けした。