J1清水エスパルスGK権田修一(32)が、昇格組との対戦を前に気を引き締めた。14年ぶりの開幕2連勝が懸かる、6日のホーム開幕・福岡戦(アイスタ、午後2時)に向け、5日は静岡市内で非公開練習。最終調整に励んだ。

福岡は昨季J2の2位で昇格を果たした。10年ぶりにJ1の舞台で相まみえるが、少しの油断もない。権田は福岡の勝ち癖に注目。リーグの違いがあるとはいえ、昨季の勝ち星は清水の「7」に対して、福岡は「25」を積み上げた。「昨季の勝利数では福岡の方がはるかに多い。リードした試合を多く経験し、勝ち方を知っている。リスペクトしつつ、警戒したい」と語気を強めた。

先月27日のリーグ開幕・鹿島戦(3○1)の反省を生かす。後半は疲労の影響で、全体的にパスを受ける動きが減少。受け身に回る時間帯が続き、失点につながった。勝利の直後、ピッチ上で課題を確認する声が飛び交ったと権田は明かした。「確実に良くなる自信を持った。次はボールを保持する時間を増やしたい」。ホーム初戦に向けて「失点をゼロに抑えることは、毎試合のテーマ」と完封勝ちを誓った。【古地真隆】