J2アルビレックス新潟のDF千葉和彦(35)が明るいキャラクターでチームを盛り上げている。

オフ明けの7日は約2時間、攻撃練習やミニゲームで汗を流した。チームは前節SC相模原戦(4日、2△2)で開幕からの無敗をキープしたものの、開幕連勝が5でストップした。「0-8で負けたように暗かった」と千葉は普段と違う“空気”を感じ取った。だが、「逆にうれしかった。『もっと強くなれる』と全員が思っている証拠」とも言った。ピッチで若手をいじって笑いを誘ったり、周囲を鼓舞する声掛けを積極的に行った。

今季、J1名古屋グランパスから復帰し、ここまで全6試合でフル出場中だ。「疲れはまったくない」と好調を維持する要因は長男(3歳)の存在。「僕がサッカー選手なのか、ユーチューバーなのか、分かってないかも」と冗談を交えながら、「息子といる時間でリラックス出来ている。これでまた2、3人と子どもがいたら違うかもしれないが、たくさんのパワーをもらってます!」とパパとしての顔を見せた。

次節11日はアウェーで16位モンテディオ山形と対戦する。「得点を取るためには丁寧さだけでなく、大胆さも必要。守備でのリスク管理をしながら、攻撃のスイッチを入れるパスで勝ち点3に貢献したい」と誓った。【小林忠】