名古屋グランパスDF森下龍矢(24)が優勝争いの切り札になる。

チームは前節のサガン鳥栖戦で今季初黒星を喫した。2位を守ったが、追いかける首位川崎フロンターレとの勝ち点差は6。22日のホーム、ガンバ大阪戦に向けて森下が会見。前節、古巣の鳥栖戦で移籍後、初めて出場を果たした。「自分にとっては希望に満ちた40分(実際は36分)でした」と話した。

「試合に出られず、落ちていく自分を感じていた。『思い切りやってこい』という言葉に放たれた獣のようになれた。何のためにサッカーをやっているのか気づかされて、自分の成長につながっている」

鳥栖でレギュラーを張ったが、層の厚い名古屋で出場機会すら得られない。その中でようやくつかんだチャンス。森下は今後への希望をつかんだ。