ヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧(26)が、9日の横浜FマリノスとのJ1リーグ戦(日産ス)で3試合連続ゴールを狙う。

古橋は最近7試合で8得点と量産態勢に入り、通算9得点はゴールランキング首位に並ぶ。横浜には8得点のオナイウ阿道、前田大然がおり、ゴールの奪い合いが実現するかもしれない。

8日にオンラインで取材を受けた古橋は、最近の好調さを「自分のプレーに自信を持ってやっているから、90分を通して結果に表れているのかなと思う」と分析した。1試合平均シュート数の4・1本もリーグ1位だ。

持ち前のスピードを生かして、MF山口蛍やサンペールら中盤からの縦パスに抜けだし、ゴールを奪う場面が目立つ。3月下旬、日本代表に復帰し、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦で代表初ゴールを含む2得点を記録。同学年で同じ興国高出身のFW南野拓実ら海外組ともプレーするなど「自分の中ですごく成長できた部分がある」と振り返る。

12試合9得点については「ペース的には早いが、別に1人でここまでこられたわけではない。仲間や応援してくれている人がいたからで、感謝している。だからこそ1つ1つ、ゴールを決めていかないといけない」と奮い立つ。キャリアハイだった昨季の12得点を上回るのは確実だ。

横浜とは昨季、ホームで3-3、アウェーで3-2と打ち合いを演じ、1勝1分け。古橋はいずれも1ゴールを決めており、相性はいい。前節を終え、5位神戸は最近8戦不敗(4勝4分け)、4位横浜は最近10戦不敗(7勝3分け)で、いまだ1敗という好調同士の対戦になる。【横田和幸】