J1セレッソ大阪が総力戦で、大阪ダービー残り2試合を戦い抜く。

31日、ルヴァン杯準々決勝第1戦のガンバ大阪戦(9月1日、ヨドコウ)に向けて最終調整。今回は宿敵との3連戦になっており、リーグ戦の前戦は、小菊昭雄新監督(46)の初陣を1-0の白星で飾った。

だが、同戦の前半にはMF清武弘嗣(31)が右膝付近の負傷で途中交代。この日、小菊監督は「すぐに復帰ができる状態ではないのは確か。清武主将は離脱しますが、先日の試合でも(FWの)山田だったり(MFの)西川だったり、ギラギラした選手が活躍してくれた。総力戦で全員がいいパフォーマンスを出してくれると思う」と期待した。

レビークルピ前監督が指揮した25日のJ1第26節湘南戦は1-5と大敗。成績不振で監督交代となり、短い準備期間で結束を深めている。小菊監督は「宿敵G大阪に素晴らしい内容で勝利できた。本当に私が監督に就任してから、選手たちは明るく前向きに取り組んでくれていましたが、さらに(初陣後の)この2日間、全員がアラートに明るく、ピリピリとした雰囲気もあり、充実した時間を過ごせています」。DF西尾隆矢(20)も「どの選手が出るか分からないけれど、出た選手で勝ちを取るのが大前提。ベンチ、ベンチ外の選手も1つになり、勝ちを取っていきたい」と気持ちを高ぶらせた。【松本航】