降格圏脱出に向け、17位徳島ヴォルティスと対戦した18位ベガルタ仙台は前半、赤崎秀平、富樫敬真の両FWを軸に6本のシュートを放つが、ゴールを割れず前半0-0。後半5分にはMF蜂須賀孝治からの右クロスをゴール中央でフリーになった富樫がヘッドを放つがボールは無情にもバーの上。仙台は試合を優位に進めたが決定的なチャンスはこの1本のみ。

後半中盤からは徳島に押し込まれる時間帯が続き、後半アディショナルタイム、右CKを徳島FWバケンガがヘッド。仙台GKスウォヴィクが防いだこぼれ球をDF石井秀典が押し込み決勝点。仙台は4月7日のアウェー戦でも同じセットプレーからの1失点に泣いており、またもや同じ形で負けられない1戦を落とした。手倉森誠監督は「落としてはいけないゲームを落として窮地に立たされたが、90分戦い切ることを残り8試合でやらなければいけない」と振り返った。