首位川崎フロンターレは4位ヴィッセル神戸に逆転勝ちした。

前半を1点ビハインドで折り返したが、後半立ち上がりに猛攻を仕掛け、8分、10分と立て続けにPKを獲得。1本目はMF家長が外したが、2本目をFWレアンドロ・ダミアンが決めた。

後半27分にはオウンゴールで勝ち越し、同40分にはMF家長がエリア内でボールを受けると、中央に切り替えして左足でPK失敗を取り返す追加点を奪った。

試合後の鬼木監督の一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

鬼木監督 中2日でキツかったと思うが、逆転勝利してくれた選手を誇りに思う。反省するとすれば、前半少し受けてしまったところ。自分たちからもっとアグレッシブに、リスク管理含めてやれたらよかった。後半もう1回チーム全体がネジを巻き直して、立ち上がりから一気に仕掛けてくれた。前節もそうだったけど、流れが変わった。続けていくことが大事。

-後半からギアが上がったが、変えた部分は

鬼木監督 大きな変更はしていない。(前半は)相手も飛ばしていたので、ビルドアップの持ち出し方を工夫するよう話したが、何よりも守備で相手の起点をつぶすことにこだわってくれたことが、この形になったと思う。

-(前の質問の続きで)マルシーニョが後半からサイドに開いたのではないか

鬼木監督 実際には意識して、指示も出している。開いて終わりじゃないのが、彼のいいところ。相手の嫌なところ、自分たちの考えていることを、この短期間でパッとイメージして、やってくれている。

-後半からギアが上げるため、ハーフタイムにどんな言葉をかけたか

鬼木監督 そんなアレはないですよ。普段よりは、ちょっと熱くなったかな、くらいで。冷静な部分と、自分たちがやるべきことをやれば強い、圧倒できるはずなのにそれをしていない、という話ですかね。

-後半途中に車屋と山村を投入し、ボランチを2枚に変えた理由は

鬼木監督 1つは体力的なところ、もう1つはミキ(山根)がけいれんを起こしていたので。復帰明けのショウゴ(谷口)も疲弊していたのは間違いないので、1枚なら負担がかかるかな、との思いで、2枚に。勝っていたし、締めるところを締めたら守備でもリズムを作って攻撃できるかな、という思いで変えた。

-PKの2人目のキッカーが変わったのは、ベンチからの指示か

鬼木監督 選手の中でのやりとりです。

-PKを外した家長が、3点目を決めた。評価は

鬼木監督 ゲームの中で流れを読めるし、相手の嫌なことをできる。今日はゴールに向かう姿勢がすばらしかった。PKは外したけど、そのあと取るのが家長だな、さすがだな、という思い。昨日は1人ずっと残ってあの角度のシュートをやっていたので、本当に、たいしたもんだなと思いますね。