セレッソ大阪は14日、大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムで始動した。練習は一般公開され、約300人のサポーターも見学に訪れた。

昨季はJ1リーグで12位に終わったものの、ルヴァン杯では準優勝、天皇杯はベスト4に進出と、タイトル獲得まであと1歩だった。

昨年8月末に途中就任した小菊昭雄監督(46)は、サポーターの前で「たくさんの笑顔と感動を届けられるように、精いっぱい頑張ります」とあいさつ。約1時間半、体力強化中心のメニューをこなした。

昨年11月に右膝を手術していたMF乾貴士(33)は、オフのリハビリを経て元気な姿を見せた。浦和レッズから新加入のDF山中亮輔(28)らも顔をそろえた。

一方で今回の日本代表に初選出されたDF瀬古歩夢(21)、FW中島元彦(22)、J2ファジアーノ岡山から新加入のMF上門(うえじょう)知樹(24)の3選手は、コンディション不良で不参加となった。

FWブルーノ・メンデス(27)らは既に来日したものの、隔離期間のために練習を欠席。新加入のFWジェアン・パトリッキ(24)は、新規入国となるために来日のめどは立っていない。

 

浦和から移籍した28歳の元日本代表DF山中が、新加入会見で「左足のキックや攻撃面をみていただきたい。(勝って)桜満開にしていきましょう」とあいさつした。千葉県出身で「エスカレーターの左右(の並び方)に戸惑ったりした」という初の大阪生活。まずは31歳DF丸橋との左サイドバックの定位置争いに挑む。