ガンバ大阪片野坂知宏監督(50)は28日、この日に発表された新主将MF倉田秋(33)、副主将DF三浦弦太(26)とFW宇佐美貴史(29)について、オンライン取材でその指名の経緯について説明した。

G大阪下部組織出身で「至宝」とまで呼ばれた宇佐美は、これまで役職に就いたことはなかった。5月に30歳になるシーズンに、初めて副主将に任命したことについて、指揮官は「G大阪の顔として引っ張ってきて、チームにおける立ち位置や、他の選手への意見もキャプテンシーを持って話をしているところを聞けた」と評価し、一時は「主将にするのも考えた」「十分に主将でもいいくらいの資格はある」などと思いが巡ったという。

最終的にこれまでの経験値やリーダーシップの実績など総合的に判断し、倉田を新主将に、宇佐美と同じ副主将に前主将の三浦を任命した。

片野坂監督は「2人(宇佐美、三浦)とも快く決断してくれた」と、倉田主将のサポート役に回る副主将への就任に感謝しつつ、「G大阪はキャプテンシーを持った選手が多く、3人以外でも昌子、東口にしてもその中に入っていける選手。役柄ではなくても、チームを引っ張ってくれる選手がたくさんいる」と話した。

チームは現在、沖縄キャンプ中で29日に練習試合を行い、合宿を打ち上げる。