北海道コンサドーレ札幌在籍2年目のMF青木亮太(25)が、新加入したFWガブリエルシャビエル(28)と再タッグを組む。

開幕まで3週間となり、沖縄キャンプで汗を流している。名古屋グランパスで4年間ともにプレーした同僚との再会を刺激に、今季から背番号「11」をつけチームを引っ張る。元同僚との再会に青木の気持ちは高ぶる。新加入したシャビエルは名古屋時代ともに戦った仲間。札幌に移籍が発表された直後は「びっくりしました」と驚いたが、また同じチームでプレーできることを喜ぶ。「日本人の選手だったらどこか(他チーム)で可能性はあると思いますけど、外国の選手とまた一緒にできるというのはなかなかないと思う。楽しくやれたらいいな」。シャビエルが合流した28日には並んでピッチを走った。

名古屋では17年から4年間一緒にプレーした。J2時代の17年。シーズン自己最多の26得点を挙げ、J1昇格に貢献した時のことは今でも記憶に残っている。「シャビにはよくアシストをしてもらいましたし、Jリーグで一番点を取った時にシャビと一緒にやっていた。札幌でもいい連係を見せられたらいいなと思うしそれがチームの力になるように」と口にする。

シャビエルの高い技術に厚い信頼を寄せる。「見えているものが人よりも多いなというイメージがある。とにかく(いい)パスが出てくる。信じて走ればいいパスをくれるんじゃないかな」と期待している。プレー以外でも尊敬している。「みんなに気を使えるような、人間として素晴らしいものもある。そういうところもリスペクトできる」と一目置いている。

今季から背番号を「28」から「11」に変更。「攻撃的選手がつけているイメージがありますし元々好きな番号だった。11番が似合うようにやっていけたら」と心機一転シーズンに挑む。完全移籍した昨季は5月にJ1および移籍後初ゴールをマーク。31試合に出場しJ1自己最多の4得点を挙げた。「チームの順位はもっともっと上にいなきゃいけないと思うしその力になれるように。コンディションをとにかく早く上げることを意識していきたい」。シャビエルとタッグを組みチームを押し上げる。【山崎純一】