FC東京は、昨季王者の川崎フロンターレを相手にチャンスを作ったものの、GKの度重なる好セーブにもあい、1点が遠かった。

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今季就任したアルベル監督は試合後「リーグ連覇中のチャンピオンの(ホームの)地でここまで試合を支配できたこと、そこは選手を誇りたい」と前を向いた。敗れたもののボール支配率では川崎Fを上回り、高卒新人のMF松木玖生も得点機に絡むなど、多くのチャンスを作った。

堅守速攻からポジショナルサッカーへと転換をはかり、キャンプから急ピッチで準備を進めてきた。川崎FのFWレアンドロ・ダミアンにスーパーゴールを決められたものの、セットプレーによる失点に抑えた。

指揮官は「川崎Fは何年も同じスタイルで成熟している。我々はまだまだ伸びしろだらけ。チームの完成度は20%に満たない」と、現状で渡り合ったことに胸を張った。

高卒ルーキーの松木をスタメン起用し「満足しているし、たたえたい」と高評価。まだ成長の余地はたくさんあるとしつつ、「遠くない将来、日本サッカーに大きな喜びを与える選手に成長してくれると期待している」と賛辞を贈った。

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