J1ジュビロ磐田の守護神がリーグ2試合連続完封へ体を張る。17日のホーム広島戦に備え、15日は磐田市内で調整した。今季リーグ戦で全8試合にフル出場しているGK三浦龍輝(29)は次戦も先発が濃厚。6試合ぶりの白星に向け、「自分たちのサッカーをぶれずにやって、勝ち点3を引き寄せたい」と決意を示した。

ホームでの悔しさはホームで返す。6日の川崎F戦では、1-0で迎えた後半ロスタイムに同点ゴールを献上。自身のキャッチミスが失点につながった。「勝ち点2を失ってしまった」。痛恨のドローに責任を感じていたが、10日のリーグ湘南戦では今季初の無失点。ミスを挽回し、「次につながる試合になった」と自信を取り戻した。

J3長野でのプレー経験もある苦労人は、今年でプロ8年目。J1での通算出場はわずか10試合と遅咲きだが、不動の地位を築きつつある。伊藤彰監督(49)から「ミスがあっても信頼は揺るがない」と高い評価を得ている。今季も1試合に複数回の好セーブを見せ、チームを救ってきた。目指すのは、今季初となる完封勝利。「リーグ戦でのホーム初勝利を目指して戦いたい」と力を込めた。【神谷亮磨】