J2ベガルタ仙台は15日、今日17日のアウェー横浜FC戦に向け、仙台市内で約1時間半の調整。降りしきる雨の中、シュート練習などで汗を流し、臨戦態勢を整えた。原崎政人監督(47)は「選手は、最初から最後まで神経が研ぎ澄まされていて、すごく集中できている。すごくコンディションも良いので、良い試合ができると思う」と手応えを口にした。

「3戦連発」でチームに勝利をもたらす。FW富樫敬真(28)は「状態はすごく良い。毎試合、点を取れるようにベストを尽くしますけど、結果がついてくるかどうかは、当日に託すしかないので、やれることを準備していきたい」と気持ちを引き締めた。現在、2試合連続ゴール中で3得点をマーク。前節10日の山口戦では移籍2年目で、待望のホーム初ゴールも決めた。好調を維持したまま、敵地へ向かう。「アウェーだから守りに入るのではなく、自分たちのサッカーをしていけば、自然と勝ち点3も見えてくる」と自信をのぞかせた。

対戦相手の横浜FCはここまで9試合で負けなし(7勝2分け)で首位を走る。仙台は5勝2敗2分けで4位。上位チームからの勝ち点「3」はJ2優勝、J1復帰へ大きな意味を持つが、富樫は「(横浜FCが)首位ですが(シーズンの)先は長いので、目の前の勝ち点3を取りにいくことに集中していく」。首位撃破で3連勝を飾る。【佐藤究】